科目名 □知識工学
担当教員   廣田 豊彦     
対象学年   3年   クラス   [270]  
講義室   12108教室   開講学期   後期  
曜日・時限   木3   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

知識工学では、知識を形式的に記述し、機械的な推論によって望ましい結果を得ることを目指す。この講義ではまず、記号論理、命題論理、述語論理を復習し、その後、ルールによる知識表現、意味ネットワークによる知識表現、フレームによる知識表現を学ぶ。最後にデザインへの応用に触れる。講義時間中の後半はPrologプログラミング演習を実施する。この演習を通じて、講義で学んだ内容が実際にコンピュータによって実行され、適切な結果が得られることを確認するとともに、知識と推論をプログラムとして実現する技術を習得する。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 学習・教育目標
学習・教育目標,成績判定,小テストの使い方
2 知識とその表現
知識とその表現,Prologインストール
3 論理と推論(1)
記号論理と命題論理
4 論理と推論(2)
論理式と推論
5 述語論理(1)
述語論理の基本
6 述語論理(2)
ホーン節と推論
7 述語論理(3)
Prologと推論
8 ルールによる知識表現(1)
プロダクションシステム
9 ルールによる知識表現(2)
AND/OR推論、前向き推論と後向き推論
10 意味ネットワークによる知識表現
ノードとリンク、マッチング
11 フレームによる知識表現
フレームとスロット、IS-A関係、PART-OF関係
12 知識に基づくデザイン
デザインの形式化、デザインプロセス
13 デザイン空間
生成的知識とデザイン空間、解釈的知識と開削空間
14 まとめ
これまでの内容の復習
 

学習・教育目標/Class Target 1.知識表現についての基礎的な事項を知っている。
2.与えられた知識を形式的に表現できる。
3.Prologを用いて知識を表現することができる。
 
評価基準/GradingCriteria 秀:1?3を満たし、総合評価が90点以上。優:1?3を満たし、総合評価が80?89点。良:1と2または3を満たし、総合評価が70?79点。可:1を満たし、総合評価が60?69点。  
評価方法/GradingMethod 学習・教育目標1?3の達成は、それぞれ対応する演習の得点合計が60%以上。総合評価は、すべての演習の得点合計を50%、レポート評価を10%、定期試験の得点を40%として算出。  
受講上の注意/Class Rules 離散数学Ⅳ−Aを履修しておくことが望ましい。1年次「プログラミング基礎」で学んだEclipseの使い方を復習しておく必要がある。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 離散数学Ⅳ−A、人工知能論  
教科書/Text
著者名 菅原研次  
著書名 人工知能  
出版社名 森北出版  
ISBNコード 4627803028  
指定図書/Assigned Books
著者名 I. Bratko  
著書名 Prologへの入門  
出版社名 近代科学社  
ISBNコード 476490165X  
著者名 太原育夫  
著書名 人工知能の基礎知識  
出版社名 近代科学社  
ISBNコード 4764901452  
著者名 上野晴樹、石塚満  
著書名 知識の表現と利用  
出版社名 オーム社  
ISBNコード 4274073319  
参考文献/Bibliography
著者名 R. D. Coyne他  
著書名 デザインの知識工学  
>出版社名 オーム社  
ISBNコード 4274077985